アイフルに過払い金請求する時の注意点!いくら返してくれる?

アイフルに過払い金請求する時の注意点!いくら返してくれる?

アイフルは大手消費者金融ですが、アコム(三菱UFJ銀行)、プロミス(三井住友銀行)、レイク(新生銀行)のような後ろ盾がないことから経営状況を不安視される人もいます。

しかし、近年ではアイフルはしっかりと黒字を出しており、過払い金請求における返還率も以前に比べ高くなっています。

これはつまり、アイフルの過払い金請求は今のうちにやっておいた方がよいということです。

自分もアイフルからお金を借りたことがあるという人はぜひ一度見直して、できるだけ早めに過払い金請求の手続きを進めましょう。

アイフルで過払い金の対象となるのはいつか?返還率は?

アイフルは2007年8月1日に自主的に金利を見直しています。2007年8月1日からは利息制限法の法定金利を守っていますので、2007年8月1日以降の借金では過払い金は発生しません。

反対に2007年8月以前の借金であれば過払い金が発生していることになります。

過払い金の対象期間

金利を変更した年 金利の上限
1982年 65.700%
1984年5月 54.750%
1986年11月 49.932%
1987年11月 39.931%
1988年12月 36.427%
1995年12月 29.200%
2000年6月 28.835%
2007年8月 18.000%

上の表はアイフルの取っていた金利の推移です。(参照:アイフルの過払い金請求の返還率と期間の目安【2020年版】(杉山事務所)

過払い金が発生するのは2007年8月以前ですが、借りた時期が昔であれば昔であるほど金利を高く取られていました。そのため、アイフルに10年返済している人よりも20年返済している人の方が金利が高く、それだけ戻ってくる過払い金も多いということになります。

過払い金請求には請求期限がありますので長期にわたって返済をしてきた人はできるだけ早めに過払い金請求しましょう。

過払い金返還率

アイフルの過払い金の返還率は60%程度と言われています。これは100万円の過払い金が発生していた場合でも60万円しか戻ってこないということです。ただし、60%というのは話し合いの交渉をした場合で、アイフルが減額交渉をしてくるからで、裁判をすれば100%の過払い金を取り戻すことが可能です。

アイフルは大手消費者金融ですがアコム、レイク、プロミスなどとは違い銀行の後ろ盾がありません。かつては事業再生ADR(裁判外紛争解決手続き)をしたこともあり経営状況を理由に大幅な減額交渉や先延ばし交渉をしてくる傾向にあります。

戻ってくるまでの期間はどれくらい?

アイフルの過払い金請求は話し合いの場合には3ヶ月程度、裁判の場合には6か月程度かかります。これは和解または判決までの期間であり、和解後にアイフルから実際に変換を受けるのは更に1ヶ月~2ヶ月程度先です。

つまり、話し合いの場合には手続き開始から5か月程度、裁判の場合には8か月程度でお金が戻ってくることになります。

アイフルに過払い金請求する流れ

アイフルは消費者金融大手で経営は安定していますが60%程度の返還しかしてくれません。60%という数字は弁護士や司法書士が行った場合の返還率ですので、個人でやった場合にはこれよりも更に低い返還率になります。

アイフルに過払い金請求をする場合には必ず弁護士や司法書士に相談してできるだけ多くのお金を取り戻しましょう。

弁護士・司法書士に相談

まずは過払い金請求の得意な弁護士や司法書士に相談するところから始まります。

電話やメールで過払い金請求をしたいことを伝えましょう。事務所側でヒアリングをしてくれますので質問に答えているだけで過払い金がありそうかどうかを教えてくれます。

過払い金がありそうだとなると契約を締結することになりますので事務所に行ったり、家まで来てもらったり、テレビ電話などで面談したりします。

過払い金請求の流れ、費用、期間、デメリットなどを確認して問題がないようであれば依頼をします。

過払い金請求の手続きはここで終わりです。残りの手続きは全て事務所で行ってくれるので後はお金が返ってくるのを待つだけです。

取引履歴の開示

事務所から貸金業者に取引履歴の開示を求めます。この取引履歴には今までの借金の取引全てが載っていますのでどれだけのお金を払いすぎたのかが分かります。

どのくらいのお金が発生しているのかを調べる手続きを引き直し計算と呼びます。弁護士や司法書士は慣れていますので引き直し計算はすぐにできますが、取引履歴の取り寄せに1週間から2ヶ月程度かかります。時間がかかるのは貸金業者側の対応に依存するのでここは待つしかありません。

引き直し計算と請求

引き直し計算を行って過払い金がいくらか分かれば、貸金業者に対して請求書を送ります。請求書を送ると貸金業者から事務所に連絡があり、返還する金額について減額交渉をしてきます。

経営状況を理由にしたり、早く返す代わりに金額を下げてほしいと言ってきたりと自社の利益になるために交渉してくるのです。ここで提示金額に納得ができればそのまま和解となりますが、前述したようにアイフルの返還率は80%程度です。

満額を取り戻そうと思った場合には過払い金請求を裁判で行う必要があります。裁判を行う場合でも事務所側で対応してくれますが、話し合いの場合には2ヶ月で終わる手続きを裁判だと6ヶ月かけることになりますので、早くお金が欲しいという場合には話し合いの段階で和解するのもよいでしょう。

※司法書士に依頼した場合、過払い金を計算してみた結果、アイフルの過払い金が140万円以上あると分かる場合があります。司法書士では140万円以上の過払い金は対応できません。この場合には司法書士は弁護士を紹介してくれるはずです。

過払い金の返還

和解した場合でも、裁判の判決が出た場合でも過払い金は自分のお金ですのでお金が戻ってくることは間違いありません。

後は待っているだけでお金を取り戻せるのですが、アイフルの場合には和解後1ヶ月~2ヶ月くらいしてから振り込まれますのでもうしばらく待つ必要があります。

アイフルの過払い金請求のデメリットは独特

アイフルに過払い金請求をしても特別なデメリットはありません。

しかし、アイフルは他の貸金業者の過払い金請求とは様々な点で独特です。注意点が多いため弁護士か司法書士に相談しましょう。

アイフルは牛歩戦術をしてくる!?

牛歩戦術とは牛のようにゆっくり進むような行為の事です。アイフルは過払い金返還の先延ばしをやってきます。

今でもやっているかは確認がとれていませんが、以下は全て過去にアイフルが行っていた先延ばし行為や嫌がらせともとれる行為です。

  • 裁判の移送申し立て
  • 控訴
  • 債務不存在の確認
  • 調停申し立て
  • 裁判における反論の小出し

裁判の移送申立てというのは裁判をする地域の変更のことです。通常は住んでいる最寄りの裁判所で提訴します。しかし、アイフルは京都が本社であることを理由に京都で裁判をしたいと主張してきます。この主張は退けられますが、アイフルは分かっていてやっているのでタチが悪いです。

控訴というのは裁判で争った結果の判決に不服があるとして上級裁判所での再係争を主張してくる事です。過払い金請求の裁判は請求金額次第では簡易裁判で行うこともできますが、負けたアイフルが不服として地方裁判所でやり直しを求めてきます。司法書士の場合には地方裁判所では引き受けられないので弁護士への切り替えが必要です。アイフルは裁判で負けることを承知で相手に面倒な手続きを取ってきます。

債務不存在の確認というのは、過払い金請求の裁判に対して「過払い金は存在しない」という主張を裁判してくることがあります。過払い金が発生しているので訴訟をしているのですが、相手が存在しないという主張を裁判してくるのです。嫌がらせともとれる行為です。

調停というのは訴訟をせずに和解交渉することです。調停をする場合には郵送物が事務所ではなく、自宅に届くことになりますので家族に内緒にしていた借金がバレるという可能性があります。アイフルはこれが分かった上で調停を申し立てているようです。

反論の小出しというのはまさしく牛歩戦術です。裁判では自分の主張と相手の主張を互いに言い合い、議論が終わった段階で判決が出ます。しかし、第1回口頭弁論では主張の一部しか言わず、第2回でも一部だけ、第3回でやっと主張の全部を出すというようなことをやってきます。裁判は月に1回程度しか開かれませんので通常では1回で終わる事と何か月も掛けてやってくることがあります。

※上記は全て過去にあったことですが、2020年の現在でもやっているかどうかは確認が取れていません。

ブラックリストには載らない

アイフルに限らず、過払い金請求を行っただけではブラックリストに載ることはありません。

アイフルへの過払い金請求でブラックリストに載るのは、現在アイフルに借金返済中で過払い金を使っても返済が終わらない場合です。この場合には任意整理をしたことになるので任意整理が原因でブラックリストに載ります。

一例ですが、アイフルに100万円借金をしていて、過払い金が120万円ある場合には完済できるのでブラックリストには載りません。反対にアイフルに100万円借金をしていて過払い金が80万円の場合には20万円不足するのでブラックリストに載ります。こういう時には20万円を返し終わってから過払い金請求をすればブラックリストに載らずに手続きを進められます。

もしアイフルの借金を返し終わっているということであればブラックリストに載ることはありません。

アイフルから借金できなくなる

デメリットとするかも微妙ですが、アイフルに過払い金請求をするとアイフルからお金は借りられなくなります。

アイフルからすればお金を貸してあげたらお金を取られたわけなので当然といえば当然です(とはいえ違法金利を取ったのはアイフルですが)。

アイフルからお金を借りられなくても消費者金融は他にもいくらでもありますのでデメリットにもならないはずです。

クレジットカード審査への影響はない

過払い金請求ではブラックリストに載りませんので他社のクレジットカードの審査に影響しません。

住宅ローンへの影響はない

過払い金請求は債務整理ではありません。そのため、住宅ローンや自動車ローンに影響しません。

影響しないということは、既に借りている住宅ローンも自動車ローンもそのまま返済を続けるだけですし、これからローンを組もうと思った場合でも問題なく通ります。

ただし、ローンには必ず審査があり、年齢、勤務先、勤続年数、収入、連帯保証人のありなしなどで審査に通るかどうかが決まります。もし審査に落ちるようであれば過払い金請求以外の理由で落ちるということはあります。

ライフカードのショッピング枠を利用している場合にも注意

アイフルはライフカードを吸収合併しています。そのため、アイフルに過払い金請求するということはライフカードにも過払い金請求するということになります。

その時に注意すべきなのはライフカードのショッピングを利用しているかどうかです。ライフカードはクレジットカードですからキャッシング機能とショッピング機能があります。

もしライフカードのショッピングを利用していて、アイフルとライフカードに発生している過払い金と比べてショッピングの残債の方が多い場合にはブラックリストに載ります。

例えば、ライフカードのショッピングに100万円の残債があり、アイフルの過払い金60万円とライフカードのキャッシングの過払い金が20万円あった場合、過払い金は合わせても80万円ですから100万円には足りません。この場合にはブラックリストに載ってしまいます。

このような場合にはショッピングの残債が80万円を下回ったころに過払い金請求をすることでブラックリストに載ることなく手続きを進められます。

アイフルと和解している場合

アイフルに借金をして返済をしていると、借金の残りをゼロにしたり、利息を免除してもらうという内容で提案、和解をすることがあります。

この和解をしてしまうと例え過払い金が発生していたとしても過払い金請求できなくなってしまいます。

ゼロ和解と呼ばれ、借金をゼロにするという内容で言葉巧みに誘導してきますが、貸金業者が自分から利益を放棄するはずがありません。ゼロ和解を提案してくるということは本当は返さなければならない過払い金があることを分かった上で提案してきているということです。注意しましょう。

アイフルは倒産するか?

アイフルはかつて事業再生ADR(裁判外紛争解決手続き)をしたこともあり、経営が不安視されていた時期もあります。アイフルの事を名指しで「倒産するので早く過払い金請求した方が良い」と主張する人がいたくらいです。

しかし、現在ではアイフルの経営状況は安定し利益も出ています。この状況ですぐに倒産するとは考えづらいですが、将来のことは分からないという意味ではお金を取り戻せるうちに過払い金請求できるうちにした方が良いといえるでしょう。

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